動画配信をする場合、ストリーミングサーバが必要です。
ストリーミングサーバにはWowzaやRed5、nginx-rtmp-module等がありますが、 今回は安定感がありカスタマイズが容易なWowza Streaming Engineのカスタマイズ方法を紹介します。
Wowza Streaming Engine は Javaでカスタマイズすることが可能です。 Wowza自身は手を加えなくても多くの場合はそのまま利用可能なシステムですが、別システムとの連携等が必要な場合は Streaming Engine自体に手をいれることとなります。
Wowzaを拡張する場合は、WowzaIDEが必要となります。 導入手順は Wowza公式ガイド に記載されていますが、今回はこの内容をより詳しく紹介します。
Wowzaをカスタマイズする場合、手元のマシンにもWowza Streaming Engineをインストールしておく必要があります。
Wowza Streaming Engineを利用する場合は開発者ライセンスが必要となります。 詳しい導入方法は割愛しますが、ライセンスの導入方法とWowza Streaming Engineのインストール方法は Wowza Pricing Downloads をご確認ください。
WowzaIDE は Eclipseのプラグインです。そのためまずはEclipseをインストールする必要があります。
Eclipse Downloads からお使いの環境のEclipseをダウンロードし起動してください。
EclipseのHelpメニューからInstall New Softwareを押します。
Available Software の Addボタンを押します。
Add Repositoryダイアログで、以下入力しOKを押します。
Wowza IDE 4 が追加されているので、チェックマークにチェックを入れて、Nextボタンをおします。
Licenseの確認等でてきますので、Acceptして完了します。その後Eclipseを再起動します。
再起動後にメニューバーの New -> Other を押します。
Wowza Streaming Engine 関連のクラスが追加できるようになっていれば、WowzaIDEの導入は完了です。
次回はWowza IDEを使ってカスタムモジュールをWowza Streaming Engineに導入する方法を紹介します。